戦闘員の遺体に放尿する映像が流出した問題
(以下引用)
アフガニスタン駐留米軍兵士とみられる男たちが旧支配勢力タリバン戦闘員の遺体に放尿する映像が流出した問題で、オバマ米政権の高官から12日、兵士らの 行為を非難する発言が相次いだ。アフガン安定化に向けてタリバンとの和平交渉再開を準備している米政権は、反米感情の悪化に危機感を強め事態収拾に追われ ている。
AP通信によると、米海兵隊当局は4兵士が当時、第2海兵隊遠征軍(司令部・ノースカロライナ州)第3海兵遠征旅団に所属していたと確認した。アフガン南部ヘルマンド州に昨年3~9月に派遣されていたという。
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パネッタ米国防長官は12日、声明で「最大級の表現で、この行為を非難する」と憤りを表明。放尿した兵士の特定や映像流出の経緯などの調査をアフガン駐 留米軍のアレン司令官に命じたことを明らかにした。長官は「この行為にかかわった者たちは最大限の責任を負うことになる」とも述べており、事実関係が判明 次第、関係者を処分する方針とみられる。
米国務省は12日、グロスマン特別代表(アフガン・パキスタン担当)が15~27日にアフガンなど5カ国を訪れ、タリバンとの和平交渉に向け関係者と協 議すると発表した。アフガン駐留米軍の撤退を加速したいオバマ政権にとって、治安の安定は最重要課題。和平プロセスに踏み出した直後の「不祥事」に出はな をくじかれた格好で、カーニー米大統領報道官は会見で「大統領はパネッタ長官と同じ気持ちでいる」と述べ、政権として事態を深刻に受け止めていることを強 調した。
オバマ政権は、今回の問題が米軍全体の信用失墜につながることを懸念しており、クリントン国務長官は12日の記者会見で「このひどい行為を強く非難す る。米国の価値観とは相いれない振る舞いだ」と強調。国防総省のリトル報道官は、パネッタ長官がアフガンのカルザイ大統領とテレビ電話で協議し、兵士らの 行為が「米軍の価値観を反映したものではない」との考えを伝えたことを明らかにした。